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【論文メモ5】Remote Sensing-Based Assessment of the 2005–2011 Bamboo Reproductive Event in the Arakan Mountain Range and Its Relation with Wildfires

タイトル:Remote Sensing-Based Assessment of the 2005–2011
Bamboo Reproductive Event in the Arakan Mountain
Range and Its Relation with Wildfires

著者:Francesco Fava et al.

雑誌:Remote Sens. 2017, 9, 85.

 

ざっくり:

竹の一斉開花は,各地で見れる.

この開花は齧歯類の大量発生を引き起こし,食物に影響を与える.

それに加え,一斉開花の影響の理解は土地管理や保全計画に必要である.

 

この論文では,竹の一斉開花の範囲と,野火への影響を検討する.

 

手法

フィールドサーベイを行った.続いてLandsat GEOCOVER mosaic 2000を用いて竹林の視覚的解釈をし,竹林の種類の潜在的マップを利用して竹林の分布を決定した.土地被覆クラスは竹林,熱帯常緑林,落葉林,畑とした.

 

進行中の繁殖イベントの指標として,11月と12月のNDVIの変則的な減少を利用した.

 

(1) 11月と12月のNDVI平均(NDVI_ND)を算出した.

(2) 2005年から始めて,i年のNDVI_NDと2000年からi年までのNDVI_NDの平均と標準偏差との間に有意な差があるかを,t検定を用いて行った.

 

検証にはLandsat TMの画像の視覚的解釈を用いた.

野火の把握にはMODISのMCD45A1(Burned Area)を用い,MCD14ML(Global Monthly Fire Location Product)を補助的に用いた.

 

結果:

MODISのNDVIによって作成された竹林図は,全期間で65%の竹林が開花したことを示した.この結果は,地域的な研究(齧歯類の大発生がメインだが,築位rんお開花の一般的報告も含む)と一致した.

北東部は竹林が分断されており,他の植生に影響を受け,検出を妨げられたと考えられる.

 

また野火との結果から,干ばつと燃焼面積には相関があり,枯死によって増加した燃料が大規模な野火の発生及び増殖の条件を作り出している.

 

感想:

齧歯類の大発生と竹林の関係は初耳で,興味を惹かれた.

 

次に読みたい論文:

炎の検出に関する論文:

・Ten years of global burned area products from spaceborne remote sensing—A review: Analysis of user needs and recommendations for future developments

・An active-fire based burned area mapping algorithm for the MODIS sensor

 

竹の一斉枯死に関する論文:

Bamboo-Dominated Forests of the Southwest Amazon: Detection, Spatial Extent, Life Cycle Length and Flowering Waves